社外のドライバーさんにも助けられる日々。自分ももっと成長したい【株式会社ゆだ 杉山 諒太さん】(後編)

別業種より転職し、現在は株式会社ゆだでドライバーを務める杉山さん。社内、社外問わずドライバー同士の交流が励みになっているようです。

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ー別業種から転職してきて、印象的だったことはありますか?

杉山:以前の仕事で、中型車に乗っていた経験はありましたが、大型車の乗車は初めてで、車幅も目線の高さもこんなにも違うものかと驚きました。働き始めてしばらくは、先輩に隣で乗車してもらいながら、ハンドルを切るタイミング、バックの仕方などについてアドバイスしてもらった他、業務時間外にも練習に付き合ってもらいました。ゆだは、本当に働いている皆さんが優しくて、何でも教えてくれる、協力的な人ばかりです。

運転をするときは1人ですが、荷物を降ろしたり、積んだりするときには、他社のドライバーさんとお喋りすることもありますし、そういう時間もよい刺激になります。

実は一度、他社のドライバーさんに大きく助けられたことがあります。入社して3ヵ月ごろ、出発してから、会社の前の道でトラックが故障してしまったことがありました。予定より1時間遅れで倉庫に到着した際に、いつも顔を合わせる他社のドライバーの方が、出口で私を待ってくれていたんです。「いつもなら来ているはずの時間なのに、荷物が置きっぱなしになっていたから、どうしたのかと思ったんだよ」と、気にかけてくれたんですよね。いつも私の後に入る人で、よく話しかけてくれていたので、私がどの荷物を積むかも把握していて、「荷物が大量に残っているのはおかしいぞ」と気付いたようです。

その倉庫は多数のドライバーが出入りするので、タイムスケジュールも細かく決められているのですが、その方はその後のスケジュールも頭に入っていて、「この後に、〇〇社の人が来るから、今のうちに積んだら出られるから大丈夫。焦ったら逆に遅くなるから、落ち着いて作業しなさい」と誘導してくれました。そこからは無事に事故もなく荷物を届けることがありました。

その方とは連絡先も交換していて、一度怪我をしてしばらく仕事を休んでいたら「何があったのか」と電話がかかってきたこともありました。以前から倉庫の「主」のような方だなと思っていましたが、とても頼もしくて面倒見のいい方と、仕事を通じて交流できることはありがたいですね。

ーお休みの日はどのように楽しまれていますか?

杉山:大体釣りに出かけています。季節によっては海釣りもしますが、川釣りをすることが多いですね。社内には釣り同好会があるのですが、休みがなかなか合わなくて、まだ参加したことはないんです。でも、同じエリアに住んでいる方とは、何度か飲みに行ったこともありますよ。

ー今後の目標はありますか?

3ヵ月ほど前から、リリーフといって、お休みだったり、急遽乗車できなくなったドライバーさんの代わりを務める業務を担当するようになりました。自分が担当している以外の便については、まだまだ分からないことばかりなので、これからは他の方のお休みのときに問題なく走らせられるようにしたいです。

ゆだに入社して1年ほどですが、あっという間に過ぎたなと思います。運転技術もまだまだ向上させたいですし、フォークリフトの操作ももっと上達しなくてはいけないなと感じています。目の前の仕事を着実にこなしていって、もっと会社に貢献できるようになりたいですね。

(text by Yuka Shingai)