毎日、荷物を無事運び終わると、達成感を味わえます【株式会社ゆだ 杉山 諒太さん】

ートラックドライバーになったきっかけは?

杉山 諒太さん(以下、杉山):前職は建設業に6年ほど従事していました。その前には4トントラックで飲料を配送していた経験もあり、何かしら車には関わってきました。その当時から、大型免許は取得していたのですが、業務で乗るのは中型車だったので、いつかは大型トラックに乗ってみたいという想いはずっと抱いていました。

自動車の部品を配送している友人から話を聞いていたこともあって、私も同様の業態の運送会社に転職しようと考えるようになりました。

建設業で働いていた時から、現場に向かう道でゆだの前を通っていたので、ずっと会社の存在は知っていました。綺麗な社屋がとても目を引きますし、通るたびに何となく気になってはいたんです。ですから、転職しようと考えたときに、ふと、ゆだが頭をよぎりましたね。他にも面接を受けた会社では大型トラックの経験が必要なところもあったのですが、ゆだは大型車の経験は問わないとのことで、ご縁をいただきました。「ここで仕事をする自分」を漠然と思い描いていた分、不思議な感じもしましたし、とても嬉しかったです。

ー業務内容について教えてください。

杉山:自動車の部品を配送しています。夜の9時半ごろに出社して、夜中にトラックを走らせています。以前は日中の仕事だったので、昼夜逆転する生活になりましたが、今はすっかり慣れました。日中と比べて夜間は道も空いていますし、夏場なら少し涼しいですし、意外と快適ですよ。

ただし、夜間の運転ということで、日中に必ず睡眠を取るようにしています。仕事から帰宅して、そのまま眠りにつくこともありますし、家事などをしてから眠ることもありますが、寝る前には極力スマホやタブレットを見ないようにして、外が明るいときにはアイマスクを着用して眠りやすい環境を作っています。また、運転のお供にはエナジードリンクも必需品です。個人的には眠気覚まし用にはコーヒーを飲むより効果を感じます。

もう1つ、仕事のお供として愛用しているのがラジオ番組の「SCHOOL OF LOCK!」です。ちょうど配送に出る準備をしている時間帯に放送しているので、業務の進み具合を確かめるタイマー代わりにもなっているんですよ。「このタイミングで、このコーナーが始まったから時間配分には問題ないな」という感じです。運転中も音楽より、ラジオを聴くことが多いですね。

無事に荷物を運び終わって、1日の業務が終了すると、やり切った気持ちでいっぱいになります。日々、達成感を感じられる仕事だなと思います。

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(text by Yuka Shingai)